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2015年10月13日 (火)

キングオブコント2015を振り返る  ロッチの二本目はなぜ?

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ロッチの一本目は最高に面白く

1stステージですべての審査員が満点に近い最高点を叩き出した。

ファイナルステージに入る時点で暫定首位。

服屋の試着室における客と店員。

ジーンズを試着中の客が曖昧な声を出し、店員がカーテンを引くとまだ客が着替え中でパンツ丸出し。

たったこれだけの展開を延々と繰り返した。

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それを持たせたのは店員役であるコカドだし、

失礼を装いながらも苦笑してしまう姿が徐々に戸惑いから怒りに変わっていく演技は

情報量が濃くて見事だった。

それをすべて受け入れるボケの天然さは貴重だし最強だ。

この設定自体、チャップリンに始まって、ドリフの全員集合やひょうきん族、ジャッキーチェンの映画、ごっつええ感じなど、ありとあらゆるバラエティや映画で半世紀に渡ってやられ続けたものだ。

そんなコントの古典とも言うべき設定に挑戦し

見事に今の時代、2015年の面白さを表現した。

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比べて二本目はお粗末だった。

世界タイトルマッチを控えたボクサーが試合を怖がり、

部屋へ起こしに来た母親に仮病を使い、休もうとするもの。

まず、なぜかあの天才ボケが母親役を演じ、ツッコむでも笑いをとるでもなく

延々と無味乾燥とした母親役を負担するかという点だ。

せめて彼がボクサー役ではないか。

コカド氏がベッドに籠って仮病を続けるのだが

体温計を擦って熱を装ったりと、まるで面白くない。

そもそもこれではピン芸人の設定だ。

自宅の布団で寝ている芸人が、架空の家族や電話を利用してバイトを休むことを伝えるネタは

ほとんどのピン芸人が必ず一度はやる王道ネタ。

コカド氏のピンネタを二本目に持ってきた形だ。そして絶望的につまらない。

マキタスポーツのバイトを休むネタなど、休む言い訳が発想と展開の神業だったものだ。

映画でロッキーがアポロ戦に行きたがらず

夜に教会の神父を叩き起こして勇気づけてもらう場面があるが

そちらの方がまだ面白い。

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ロッチは山ほどネタがあるわけだし、なぜ二本目があれなのか。

審査員だって多少瑕があろうがロッチに最高点を出したい番組展開だった。

もしかしてだが、普段は表舞台に立つ裏方としてツッコミに徹するコカド氏が

自らボケることで快感を味わいたかったのではないか。

晴れの大舞台で。

そして結果はファイナルステージで他の四組から離れた最低得点をたたき出し、

自らの人生を潰した。

今回のキングオブコントは視聴率が前回の倍に跳ね上がったそうで注目が高かった。

そんなステップアップのチャンスを逃した。

次のチャンスは五年後かな。

コントは漫才より価値観が分かれるだけに、大会でのぼりつめるのは運が必要だ。

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