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2015年9月 9日 (水)

シティボーイズ ファイナル

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2011年、動かない蟻。

オープニング映像の無数の蟻がうごめく様はぞっとした。

客演は中村有志、辺見えみり、荒川良々。

作・演出はバカドリルの天久聖一。

劇場は三軒茶屋のパブリックシアター。

長く続いていた細川演出が終わり、劇場も規模は変わらないが移った。

バカドリルの世界観は私が二十歳前後の頃、最も持て囃されていたし

シュールというよりも懐かしい味がして、世代的に嬉しかった。

辺見えみりが女であることを強く意味させる。

それまでの女優は性を感じさせない人ばかり。

テント公演だったマンドラゴラ以来の痛快さ、弾けた面白さを見せてくれた。

荒川良々も華があってわかりやすく、バカドリルの世界観とマッチする。

オランウータンに育てられた男と、人間に育てられたオランウータンが共に学ぶ。

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2013年、西瓜割の棒、あなたたちの春に、桜の下ではじめる準備を。

客演は中村有志、いとうせいこう、戌井昭人、笠木泉。

作・演出は宮沢章夫。

シティボーイズのライブというより、宮沢章夫の公演にシティボーイズが客演したような具合。

これまでは面白かろうがつまらなかろうがシティボーイズのライブだったが

これはもう完全に従来の流れとは別作品であり、宮沢章夫のすべて。

障碍や差別について全編を通して扱っており

コントとはかけ離れた演劇となっている。

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2015年、燃えるゴミ。

作・演出 前田司郎。

故郷のようなグローブ座に戻っての最終公演。

最後ということで客集めをしたくなかったので、ファイナル・パート1とついているが

大竹さんが今後のライブを固辞しているようだ。

六十代も半ばに入ったシティボーイズ三人が、三人だけで見せる。

ほとんど一本のネタを最初から最後まで通すような構成。

ゴミが異常なほど集積され、回収されないことをめぐり、地域に住む三人が集まる。

それぞれの人生、若かった頃、そして子供の成長。

最後にゴミの謎が明らかにされ、シティボーイズライブは完結。

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ファイナル・パート2が果たしてあるのかどうかはわからない。

三人とも高齢だし、舞台を作りあげるのは大変な作業だ。

最後の燃えるゴミはシティボーイズらしくて良かった。

その前の西瓜~はまるでシティボーイズじゃなかったので。

40代から60代を通して、このような実りある舞台を繰り広げてきたシティボーイズ。

お笑いトリオとして表舞台で売れることはなかったのだけど

個々が役者としてタレントして活躍し、この舞台に戻ってくる。

尊敬のシティボーイズライブだったし

すべての芸人や役者にとってお手本となる存在だった。

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